生成AI時代のWeb戦略 ― 経営者が知っておくべき検索の大転換

2025.11.07
こんにちは、静岡・浜松・沼津のホームページ制作会社N-DESIGNです。
5回の連載で「生成AI時代のweb戦略」についてお伝えします。第2回目は「AIが答えを代わりに出す時代 ― webサイトに訪問しない顧客が増える理由」です。
これまでのWeb集客の前提は「まず検索して、そこから自社サイトへ来てもらう」ことでした。検索結果で上位表示されればアクセスが増え、問い合わせや資料請求につながる。その流れが、長年にわたってwebマーケティングの基本モデルでした。
しかし今、その仕組みが根底から変わろうとしています。
ChatGPTやGeminiなどの生成AIが、検索エンジンの代わりに「質問に直接答える」ようになったからです。ユーザーは「○○のおすすめを教えて」「△△の違いをわかりやすく説明して」と尋ねるだけで、AIが複数サイトの情報を整理し、最適な答えを要約して提示します。つまり、ユーザーがいちいち個々のwebサイトを訪問して比較する必要がなくなっているのです。
この流れは、ビジネスにとって二つの意味で大きな変化をもたらします。
一つ目は、アクセス数が減っても顧客が減ったとは限らないという現象が起きること。
AIが自社情報を参照し、ユーザーに回答していれば、顧客との「接点」は見えない形で生まれている可能性があります。つまり、従来のアクセス数やクリック数といった指標だけでは、真の「情報接触」を測れなくなるのです。
二つ目は、AIがどの情報を“引用”するかが競争の焦点になること。
ユーザーがAIの回答を信じる限り、AIが参照する企業の情報こそが「信頼の源」になります。もしAIがあなたの会社の情報を使っていなければ、ユーザーはあなたの存在を知ることすらできない。
そんな時代が、すでに始まっています。
この変化に対応するには「AIに使われる情報」を意識して発信することが重要です。たとえば、専門性の高い解説記事や具体的な実績データ、業界動向に対する自社の見解など。AIが引用するのは、曖昧な宣伝文ではなく、根拠のある一次情報です。
さらに、会社概要や代表メッセージ、所在地などの基本情報も正確に整備しておくことが大切です。AIは信頼できる情報源かどうかを厳しく見極めています。
このように、AIが「答えを代わりに出す」時代には、webサイトは“読むための場所”ではなく、“AIに情報を提供する場所”という新しい役割を持ち始めています。直接のアクセスが減っても、AIを通じて顧客の意思決定に影響を与えられる。そのような見えない接点を、戦略的に設計していくことが、これからの経営に求められます。
次回は、この新しい検索環境で「AIに引用される会社」になるために、どんな情報発信やweb設計が必要なのかを詳しく解説します。
「自分の会社のwebサイトはどうなの?大丈夫なの?」という方、まずは弊社に気軽に相談してみることから始めてみてください。AIへの対応はこれから先、必須の対応になりますよ。