2023.02.28
こんにちは！
ホームページ制作、定額制ホームページ、SNS運用代行を手がけるN-DESIGNです。
みなさんはデザイン思考って聞いたことありますか？ビジネスに役立つさまざまな思考法は色々ありますが、デザイン思考に注目している人も多いのではないでしょうか。デザインという言葉から一見、見た目の印象や装飾などをイメージするかもしれませんが、デザイン思考とはそのようなものではなく、ビジネスパーソンにも役立つ思考法なんです。

うちには関係ないね、と思わず最後まで読んでみてください。飲食、建設、製造、どの仕事でもこの考え方って大切なんです。

ということで今回は、デザイン思考の必要性や身につける5つのステップを詳しく解説します。

◇デザイン思考とは？
デザイン思考とは、デザイン（設計）を行う際のプロセスを用いてユーザーの課題を定義し、解決策を見いだすマインドセットのことです。英語では、「Design Thinking」と表記します。
んー固いですね。もう少し分かりやすく説明すると、デザイナーがデザインを考案する際に用いるプロセスを、ビジネス上の課題解決のために活用する考え方で、ユーザー視点に立ってサービスやプロダクトの本質的な課題・ニーズを発見し、ビジネス上の課題を解決するための考え方ということです。
ちなみにお客様第一主義ではユーザーにとって「良いもの」「便利なもの」が何かを追求するのに対し、デザイン思考では「ユーザーが自分でも気が付かなかった本当の願望が満たされるもの」を追求する点で異なります。

◇なぜデザイン思考が必要なのか？
今の時代、巷には物やサービスが溢れてますよね。ユーザーにとって良いものや便利なものは「当たり前」になってしまい、プラスαが求められる時代となっています。そんな時代だからこそ、デザイン思考によってユーザーの潜在的なニーズを把握し「こんなものを待っていた！」と思ってもらえるようなサービスを生み出す必要があります。だからデザイン思考が必要なんです。

◇デザイン思考の５つのプロセス
必要なのはわかる、で？というような声が聞こえてきます。
じゃあ何すればいいの？ということですが、デザイン思考には５つのプロセスがあります。このプロセスを仕事に取り入れることが大事なんです。

①共感
インタビューやアンケートなどを用いて、商品やサービスの課題をユーザー視点で考えます。
「どのような思いでそう回答したのか」
「どのような方法で解決をしているのか」
などを確認・共感しながら、ユーザーの言動やその奥にある感情を深掘りすることが重要です。ただしここで、注意しなければいけないのは、聞き取ったユーザーの意見を鵜呑みにしないこと。ユーザーがどういう想いでそう回答したのかという、本音をしっかりと探り出す必要があるんですね。

②定義
ユーザーの「共感」をヒントに、ユーザーのニーズを定義します。本当は何を実現したいのか、潜在的な課題は何なのかを考えていきます。ユーザーが「本質的に何を求めているのか」を具体的に定めていきましょう。

③概念化
ユーザーのニーズを定義できたら、課題を解決するためのアイデアやアプローチ方法を出し合います。お互いの意見を否定せず数多くのアイデアを出すことが重要です。質ではなく量を意識して、制限を設けずアウトプットするようにしたいところです。

④試作
アイデアが固まってきたら、一度プロトタイプ（試作品）を作り、商品やサービスを形にします。この段階では、完璧なクオリティーでなくても構いません。できる限り低コスト・短時間で試作することで、新たな視点や問題点に気付くことができるでしょう。

⑤テスト
ここでようやく試作品に対するユーザーテストを繰り返します。ただし、検証をして終わりではありません。テストで得られた意見を参考にブラッシュアップを図り、定義したユーザーのニーズや概念化、試作などが正しかったのかを確認し、より精度の高い製品やサービスを創り上げて行くことが大事です。

この５つのプロセスを繰り返すことで仕事やサービスの質が上がり、結果ユーザーの望むものが生み出せるんですね。ただ、必ずこの順番でやらなければならない訳ではないです。順番が異なっても、プロセスを2つ同時進行しても全く問題ありません。

さて、どうでしょうか？デザイン思考、なんとなく分かりましたか？
デザイン思考は、デザイナーやクリエイターだけに必要な問題解決方法ではありません。「ユーザーの共感や満足感を得られる製品やサービスを生み出したい」さらには「ビジネスをもっと豊かにしたい」と願っている、すべてのビジネスマンが取り入れるべき考え方なんです。
なんだかデザイン思考は難しそう・・・と思わずに、本記事で紹介した5つのプロセスを意識して試しに実践して見てくださいね。
とはいえ、どうすればいいのかわからない・・・そんな場合はぜひN-DESIGNにご相談くださいね！我々がサービスを提供するときにどのように考えているのかお伝えしますよ。